病院に行って診断されたわけでは無いけれど、
僕は引きこもっている間に、それに近い症状で悩んでいたことがありました。
話すことを迷いましたが、悩みを共有できればと思いました。
強迫性障害とは？
僕は医療には詳しくないのですが、
調べた限りでは、
本来であれば気にしなくても良いことを必要以上に気にしてしまい、
日常生活に支障をきたしてしまうものとのこと。
分かりやすいもので言えば、
- 異常に手を洗う(潔癖症)
- 出かけた時に家の鍵をかけたか気になる
- 自分が決めた手順通りでないと不安
- 物の配置に異様にこだわる
などだそうです。
しかも自分でもそこまでする必要はないと理解しています。
でもどうしても止められない。不安でしょうがない。
だからずっと繰り返してしまいます。。。
確かな原因は分かっておらず、
心の病気であったり、脳の不具合だとも考えられているようです。
どれくらい酷かったの？
僕が悩んでいた症状はこんな感じです。
潔癖症
・手を何回も洗う
・買ってきた物(本など)はとりあえずウェットティッシュで消毒する
・ゴミ捨て場に行った後は、必ずお風呂に入る
確認しすぎ
・家の鍵をかけたかな何回も確認する
・外でもちゃんと鍵かけたかなと考える
・コンロの火が消えているか何回も確認する
その他
・身の周りで怒鳴り声が聞こえると、自分が何かしてしまったのかと不安になる
どうでしょうか？
自分で言うのもなんですが、結構酷いのではないでしょうか。
常に消毒剤を常備し、
手は洗いすぎてカサカサのボロボロ。
不安が頭から離れず、心が疲弊。
何でそこまでするの？と思う人もいるでしょう。
僕もそう思います。
止めたいのに。
こんなことしたくないのに。
考えても仕方ないのに。
だけど止められませんでした。
だからずっと苦しかったです。
そんな自分が嫌で、余計に症状が悪化していったのかもしれません。
今は大丈夫なの？
この強迫性障害を治療する方法は
薬物治療や精神治療だそうです。
薬を服用しながら、不安に立ち向かい、行動を抑えることで
完治はできなくても、症状を和らげることができるようです。
僕の場合は薬は服用していませんでしたが、
教会に通い、人と接していると、
結果的に嫌でも行動を抑えなければいけませんでした。。。
教会でずっと手を洗うわけにはいきませんし。。。
聖書を毎回消毒するのもおかしいし。。。
でもやはり一番は、
聖書を通してイエス・キリストに出会ったことが大きかったと思います。
とにかく僕は自分が嫌いでした。
引きこもりの自分も
こんな性格の自分も
手を洗いすぎる自分も
だけど、
わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。
(イザヤ書 43章 4節)
と主はおっしゃいました。
こんな自分でも、
主は愛してくださっている。
それを知ることで、
少しずつ自分を受け入れることができるようになり、
不安が和らいでいったのだと思います。
実を言うと、
まだ完全には治っていません。
強いストレスを感じると、症状が出てきてしまいます。
でも、引きこもっていた頃とは違い、
普段の生活ではほとんど表れなくなりました。
僕にとっては、ただそれだけでも感謝なことです。
打ち砕かれた心の人々を癒し／その傷を包んでくださる。
(詩編 147編 3節)
いずれ完全に癒されることを祈りながら、
主に感謝と栄光をお捧げします。
